プロフィール


1959(昭和34)年 東京生まれ。

プロデュース・演出・研究・劇作・俳優という5つのジャンルを網羅する総合芸術家。20代始めから世界各地をフィールドワークし、独自の芸術観をもつようになる。新しい総合芸術のスタイル「楽劇」(がくげき)を提唱し、その成果によって多くの賞を受賞している。1996年には「日本楽劇人協会」を設立。全国に市民を組織し、文化経済プロデューサーとして全国各地において地域創造などの委員を務めている。

また300年の歴史をもつ狂言・野村万蔵家の長男として、1995年に五世万之丞を襲名、現在野村万蔵家八代目当主を務めている。祖父に故、六世野村万蔵(芸術院会員、人間国宝)、父に七世野村万蔵(人間国宝)をもつ。

学業では一環して学習院に学び、皇太子殿下とは幼稚園からのご学友でもある。

最近の活動としては、98年3月の「長野パラリンピック冬季競技大会」閉会式の演出や、99年の「第14回国民文化祭ぎふ'99」の総合プロデュースなど大型公式イベントを手掛け、その実力を高く評価されている。

その他、マルチメディア関連では、デジタルアーカイブのDVD-ROM(通産省)やCD-ROM(文部省)の製作、またNHK大河ドラマ「秀吉」(1996)他の芸能考証を行なうなど多岐に渡る活動を行なっている。



<受賞歴>
* '93「大田楽」構成・演出、文化庁芸術祭賞
* '97落語狂言「死神」の成果、文化庁芸術祭優秀賞
* '97第1回織部賞/岐阜県



<出 版>
* 『心を映す仮面たちの世界』(檜書店)監修。('96)



<主な作品>
「大田楽」(構成、演出)、 「唐人相撲」「平和楽」(台本、構成、演出)
新生作 「花風流」(作・演出)、「十二支合戦」(台本補綴・構成・演出)、「ちご櫻」(構成・台本・演出・美術)、「えにし祭」(台本・構成・演出)、「赤頭巾」「白雪姫」(台本、構成、演出)
落語狂言 「子ほめ」「死神」「転失気」「平林」(台本・演出)
 



<所 属>
* 社団法人国際演劇協会会員
* 日本演出者協会会員
* 日本劇作家協会会員
* 社団法人能楽協会
* 早稲田大学文学部非常勤講師
* 楽劇学会例会委員
* 顔学会会員
* 狂言和泉流職分会幹事
* 人道目的の地雷除去支援の会
* 横浜市コンベンション都市推進基本方針策定検討委員
* 岐阜イベント村議員
* 次世代産業ナビゲーターズフォーラム委員
 



<海外活動>(近年のものより一部抜粋)
'96 フランス ランス コメディ・ドゥ・ランス/野村万蔵家狂言会
パリ ラ・メゾン・ドゥ・カルチュール・ドゥ・モンド/狂言レクチャー・公演
パリ ARTA/狂言ワークショップ
'97 中国 北京・上海 野村万蔵家狂言公演、戯曲学院との文化交流
'99 モルドバ キシネウ ユージーンイオネスコ劇場隔年演劇祭 参加/萬狂言公演(野村万蔵家)
ルーマニア シビウ シビウ国際演劇祭 参加/萬狂言欧州公演(野村万蔵家)
スロバキア ブラチスラバ 国際マイムフェスティバル 参加/萬狂言欧州公演(野村万蔵家)
フィンランド ヘルシンキ 萬狂言欧州公演(野村万蔵家)