外務省スペシャルフォーラム 大蔵省「しなやかな行動派と語らう会」 21世紀への道 兵庫 ビック対談&シンポジウム 講演会 イベント


趣旨

掲載記事の紹介

大蔵の”本丸”民間と交流へ主計局があす意見交換会
1999年9月23日(木)読売新聞 朝刊
ベンチャー旗手9人招く
大蔵省主計局は「ソフト バンクの孫正義社長や旅行 会社エイチ・アイ・エスの沢田秀雄社長らベンチャー企業の経営者9人を招い て、「しなやかな行動派と語らう会」と名付けた意見交換会を24日に開くこ とを決めた。中小・ベンチ ャー企業対策が主要テーマ となる臨時国会を控え、時代の先端を行く経営者の意見を聞いて、中小企業対策や予算編成に生かしていく考えだが、「閉鎖的で世間知らず」との指摘も受ける 主計局のイメージ一新をP Rする狙いもありそうだ。

「中小企業の予算を編成するにも、担当省庁の言い分だけでは不十分」という 中堅職員の発案で実現したもので、予算編成を担当する主計官のほか、主税局の中堅職員も出席し、ベンチャー企業の最前線で、行政の支援策として何が必要 などについて本音を聞く。

主計官が、民間企業、それも大企業以外の経営者と公式に意見交換するのは極めて異例だ。「霞が関から街に出ていこう」(主計局)という狙いがどこまで達成で きるか、成果が注目される。

大蔵省、通産省に対抗ベンチャーと主計局が会合
日本経済新聞 1999年)9/25(土)
大蔵省主計局幹部とソフ トバンクの孫正義社長らベンチャー企業経営者による初の意見交換会「しなやか な行動派と語らう会」が24日午後、大蔵省で開かれた。「霞が関以外の情報を直接吸収し、今後の予算編成に役立てる」という狙 いから主計局が呼びかけた会合で、ベンチャー経営者からは「役所の許認可手続 きを迅速にすべきだ」「政府が特定のベンチャーを支援するのはやめた方がいい」などの声が相次いだ。

大蔵省が会合を企画したのは、特別信用保証制度拡充など中小・ベンチャー支援策を相次いで打ち出す通産省に対抗する思惑がある。

大蔵省からは武藤主計局長を含む中堅職員13人が参加。ベンチャー側は孫氏のほか、格安航空券大手のエイチ・アイ・エス(HIS)の沢田秀雄社長ら8人が出席した。

ベンチャー経営者招き主計局が”ご意見拝聴”大蔵省
毎日新聞朝刊1999年9/25
大蔵省主計局は24日、ソ フトバンクの孫正義社長ら ベンチャー企業の経営者など9人を招き、「しなやか な行動派と語らう会」を開いた 。主計局が公式にこう した”ご意見拝聴”の場を 設けるのは初めて。

会合には、スカイマーク エアラインズ会長で割安旅行 代理店のエイチ・アイ・ エスの沢田禿雄社長、ディ スコ「ジユリアナ東京」の仕掛け人、グッドウィル・ グループの折口雅博会長らが招かれた。

ベンチャー経営者から は、株式分割制度やエンゼル税制の整備など強い要望があった。また、「許認可 など行政システムが遅すぎる 」「政府は補助金などの閉与ではなくシステムづく りをすベきだ」などの意見が相次いだ。

参加したある主計局幹部は「政府は支援しなくても良いから邪魔はしないでくれと経営者は感じている。 国ではなく消費者を見ている」と感想を語っていた。

ベンチャー育成補助金よりもシステム改革
朝日新聞 2000年4/7
大蔵と意見交換起業家から不満相次ぐ
「ベンチャー育成のため の補助金はいらない。それより、もっと自由に経営できるシステム改革を」。大蔵省主計局が六日、ベンチャー企業の経営者らを招いて聞いた意見交換会「『し なやかな行動派』と語らう 会」で、国のベンチャー対 策への不満が相次いだ。

会にはソフトバンクの孫 正義やエイチ・アイ・エスの沢田秀雄社長らが出席。大蔵省側が、2000年度予算に盛り込んだペンチャー対策などについて説明 した。ところが「予算による 育成策には総じて否定的」 (担当の村尾信尚主計官)。

出てきた意見は、「株式分割やストックオプションを自由化してほしい」「東京証券取引所の株価の値幅制限の見直しを」など、企業経営規制に関するものが ほとんど。「大蔵省に言って効果があるのか」と尋ねられ、「終了後の記者会見でご意見を公表します」と答えるのが精いっぱいだっ たという。